黒猫と工場勤務の僕

黒猫ちゃおと僕の日記

ちゃおとの「二人暮らし」

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さくら、開花してから、ずいぶん日が経ったけど、やっと今日満開になったな。

 土曜日だから、花見客があちこち溢れているだろう。僕は土曜日も仕事だから関係ないけど、行き帰りに街路樹のさくらを拝むだけでも悪くない。

 満開のさくらを目に焼きつけて、家でエア花見でもしようかな。だったらコンビニで酒とつまみでも調達して帰ろう。本当はさくらの下で飲みたいけど、今から誘えそうな友達いないし。みんな家族もちだし…。家族がいたら楽しく夜桜見物できるのか?

 まあいいや。コンビニで買い物後帰宅する。

 玄関のドアを開けるとちゃおがちょこんと座ってニャーンと出迎えてくれた。僕にも家族がいるじゃん、癒されるなあ~。 

 ちゃおもお腹が減っているんだよな。だから出迎えてくれたんだろ?というわけで、帰宅後真っ先にする仕事はちゃおにえさをやること。

 キャットフードを皿にあけると、わき目もふらず、カリカリ音をたてて食べ始めた。この食べっぷり、よっぽど腹がへってたのかな。

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 皿のキャットフードを完食したあとは、毛繕いタイム。なめた手で顔をコシコシときれいにしていく。顔から、胸、腹、肛門、と一心不乱になめていく。自分で毛繕いできない首とか背中とかをブラッシングしてやると、目を細めて気持ち良さそうにしている。

 ここで、僕は自分の耳に指を突っ込んでゴリゴリとほじくる。そして、指についた耳あかをちゃおの鼻先にもっていくと、クンクンと嗅いで、きれいになめてくれるんだ。まあ、肛門をなめた舌で指をなめられるのもどうかと思うが、ちゃおも僕のことを家族って認めているんだ、と感じられる行為で、とっても癒される。

 人間の子どもを育てるのは大変そうだもんな。知り合いの話では、生まれた直後から、ミルクやらオムツやらでひっきりなしに泣くので、寝る暇もないらしい。奥さんが子どもの夜泣きで、寒空の下散歩にでて子どもをあやしているそうだし。で、そのとき寝ていると「あんたはのんきに寝ていられていいわね」と嫌味を言われるって。明日も仕事なんだから寝かせてくれよ!とケンカになったそうだが、あの夫婦は共働きだったよな。じゃあ、嫌味言われてもしょうがないか。

 そんな話を聞くと、ちゃおとの二人暮らしが僕には気楽でちょうどよいかな。孤独死なんて今は気にしない、ってことで。

 

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