黒猫と工場勤務の僕

黒猫ちゃおと僕の日記

愛猫と生涯を共にすることにした。

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最近ふと頭によぎる言葉があります。

それは「孤独死」という言葉。よくテレビで女性芸人の方が笑いに変えて言っているあの言葉です。

 

nikkan-spa.jp

なんだかんだでもうアラフォーな私は、時折いつから恋愛をしていないだろうかと考えます。でもそんな記憶は遥か彼方にあり、いつも思い出せずじまいです。

孤独死とは、よく考えれば非常に厄介なことです。身寄りもなく、たった一人がらんとした部屋の中で横たわる私。見つけてもらえるのは何日先でしょう。いやもしかしたら何週間、何ヶ月かも知れません。

冬ならまだしも夏なら腐敗も進むだろうな・・・なんていう暗い結末を考えては小さくため息をつくのです。

そんな私のことを唯一癒してくれるのが、愛猫のちゃおです。黒猫なのですが、それはそれは整った美しい顔をしています。綺麗好きなのです、毛並みも毎日のようペロペロと整えています。

ちゃおはとてもお利口な猫で、私が上記のような暗い考えに考え打ちのめされている時、気づけば必ずそのお尻を私の体の一部に引っ付けて丸くなっています。寝ているのかと思いきや、時折パタン、パタンと尻尾を上げたり降ろしたりしています。なんだかあやされている気持ちになるのですが、不思議と落ち着きます。そして私がちゃおの背中を撫で始めると小さく「ニャオーン」とひと鳴きしてどこかへ去っていきます。

ファッションにも疎く、身だしなみに気を使わない私が唯一興味津々なのが猫でした。

猫は犬と違って我が道をいきます。こちらの顔色を伺ったり、何かをねだるということが一切ありません。いつも凛としてプライドが高く、私には羨ましい限りです。

自分の存在価値を見出せない職場から早く逃げたいと思うのに、実際は辞める勇気もなくぬるま湯に浸かるようにダラダラとそこに居座っています。

ちゃおは自分のしたいことをしたい時にしています。その光景は私にとってどれほど胸を刺すことでしょう。人間と猫という枠組みを超えた何かが私とちゃおにはあると思います。

冒頭で孤独死のことを述べましたが、ちゃおが生きている間に私にもしものことがあったら、きっとちゃおが誰かを呼んでくれると思います。でも私はちゃおより先にあの世へ行くのは、それだけは避けたいと強く思っています。その気持ちは長年連れ添った家族愛のようなものかも知れません。